黄緑色のうさぎ

しがないオタクの話

ツイステ に彼が登場したことによる一つの可能性

どうもこんにちは。
しがないツイッタラー、りっきです。
ジャニーズと漫画とゲームが好きなオタクです。

 

ブログなんて書くのはだいぶ久しぶりなのですが、つらつらと文章を書くのは大好きなので久しぶりにやることにしました。
今回は昨年から大ブームを巻き起こしているツイステッドワンダーランド、通称"ツイステ "のストーリーについて、考察にもならない私の考えた作中での可能性の話を書こうかと思います。
(以下、配信済みのストーリー5章後編2までのネタバレを含みます。)

 

そもそもツイステ とはなんだ?

ツイステッドワンダーランド通称"ツイステ" とは、ウォルト・ディズニー・ジャパンアニプレックスが共同開発した『ヴィランズ学園ADV(アドベンチャー)ゲーム』。(ジャンルがそのまんまじゃねーかと思ってる)
流れとしては単純で、様々な事件*1に巻き込まれつつ、その事件をひとつずつ解決していく形でストーリーそのものは進んでいきます。

 

twisted-wonderland.aniplex.co.jp

 公式から説明されている世界観はこちら。

この物語を描くのは、「悪役たち」の真の姿-

魔法の鏡に導かれ、異世界「ツイステッドワンダーランド」に召喚されしまった主人公。

辿り着いた先は名門魔法士養成学校「ナイトイレブンカレッジ」。

行く当てのない主人公は、仮面の学園長の保護を受け、元の世界へ帰る方法を探し始める。しかし、そこで待ち受けていた生徒たちは、才能豊かだが、協調性皆無の問題児ばかりだった!

はたして主人公は、彼らと協力し、元の世界へ帰ることができるのか?そして、ヴィランズの魂を持つ、生徒たちの秘密とは?

 

ここで重要なのは、ツイステ自体はインスパイアされた作品ということで、登場人物たちのほとんどは人気漫画「黒執事」の原作者である枢やな氏がキャラクターデザイン・原案を務め、生み出された"完全オリジナルキャラクター"であること。
彼らが所属する寮*2が存在し、ハーツラビュル寮のエース・トラッポラであればハートのトランプ兵、ポムフィオーレ寮のエペル・フェルミエであれば毒リンゴといったように、各寮生たちは作品からモチーフをピックアップしたようなキャラクターであり、その小ネタを作中から探していくのが楽しかったりもします。
が、そんな作品の中でも例外があり、それが各作品のヴィランたちなわけです。彼・彼女らは「グレート・セブン」としてツイステッドワンダーランドで伝説となり、「この世界にかつて存在した偉大なる存在」として崇められ、ナイトレイブンカレッジに通う生徒たちは彼らに憧れを抱いている、ということになっているのですが、これが後々私の脳にハテナを大量生産することになります。


主人公(以降、監督生と表記)が各章の序盤や中盤でその作品群を夢に見たりすることはあるものの、しっかりと存在を明確にされているのはヴィランズだけ。ということは、監督生が見ているのは予知夢みたいなもので、私たちにストーリーの流れをわかりやすくするため差し込まれているだけであり監督生自体はその作品を知りもしないのだろう、と思っておりました。
あの、みんなが知る大スターが登場するまでは。

 "ディズニーの象徴"の登場でわからなくなったこと

2章の終盤、監督生は自室の鏡から黒い人影を見つけます。

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(初見怖すぎてまじでビビった)

3章終盤にも、その人影は再び登場。

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その声、お前まさか……

 そして4章終盤、とうとうしっかり名乗った彼。
そう、ディズニーの象徴"ミッキーマウス"の登場となってしまったわけです。

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そして5章ではとうとうお顔まで見せてくれたミッキー。

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(可愛い)

ツイステ におけるミッキーの登場って、 5章前編の配信当時はそんなに気にしてなかったんですよ。なんなら「ディズニーだけどディズニーではない」みたいな扱いされてしまっていたので、彼の登場はかなり安心できる要素のひとつでもあったわけですね。
ですが5章後編2を読んだあと、友人と話してて私は思ったわけです。


ミッキーが出てきたら、"ツイステッドワンダーランド"という世界の存在そのものがおかしくならんか???。


というのも、監督生は前述の通り各章ごとにそのストーリーの予言めいた夢を見る羽目になります。それは私たちが見たことあるディズニー作品そのものであり、馴染み深いヴィランズの姿でもあります。ですが監督生にその作品を見た記憶はなく、グレート・セブンとして教えてもらった姿とは違うことを5章の序盤でもエーデュースに「ふしぎな夢を見ている」として相談をしています。(その場面ではデュースが「僕も暗記してて夢に出ることがあるがそれとは違うみたいだな」と、自分が知っているものとは違う姿で登場していることに理解を示しています。)

ミッキーが出てくるまでは、"ディズニー"という括りはストーリーの流れ上無視ができ、ただ単純に「悪役たちが伝説の象徴として崇められてる」という捻じれた(=ツイステッド)世界での冒険劇で話を進めることができるのですが、"ディズニーの象徴"が出てきてしまうとおかしなことになってくる。ミッキーがいるということは、あの世界のどこかの世界線に"ディズニー"が存在し、グレート・セブンはやはりヴィランでしかない証明になりうるんですよ。ということは、監督生が元の世界へ戻ってはいおしまい!じゃ済まないかもしれないんですよ。

彼の登場でツイステッドワンダーランドは、「ハウス・オブ・マウス」*3TDRのショーのようにヴィランズが反乱を起こして誕生させた世界である可能性があり、この先の登場の仕方によってはツイステッドワンダーランドという世界ごと消される可能性すら出てきた。みんなグリムのオバブロ(あるいはグルーヴィ)に気を取られてるけど、ディズニーのショー*4や短編ムービーになると、みんなミッキーに吹っ飛ばされて終わってるので、ツイステ の世界においてグリムよりタチの悪いラスボスかもしれなくて、となると反対にこの先両者が協力する可能性は極めて低いんですよね。ミッキーと協力する、という視点だけで考えればありうるのはRSA*5ですが、NRCがここと手を取るのもおそらくない……

ここまで考えると、やっぱり最後の最後でツイステって世界ごと消えてしまうのでは?という不安を抱いたまま、6章の配信を待つしか答え合わせの方法はないわけです。筆者はひとまず(ゲームの話だけど)現実逃避として、この予想当たってなきゃいいな〜と思いつつ、次回の配信まで蜜と錬金メダルを貯めようと思います。

(まあ冷静に考えると、世界ごと消したらコンテンツ自体の広がりとビジネスができなくなるので、その展開はおそらくないとも思うのですが。)

*1:序盤は悪友ポジションのエース・トラッポラとデュース・スペード、はぐれ魔物のグリムが大体の原因。4章以降はそうでもなくなった

*2:ふしぎの国のアリス」からインスパイアされたハーツラビュル寮、「ライオンキング」からインスパイアされたサバナクロー寮、「リトル・マーメイド」からインスパイアされたオクタヴィネル寮、「アラジン」からインスパイアされたスカラビア寮、「白雪姫」からインスパイアされたポムフィオーレ寮、「ヘラクレス」からインスパイアされたイグニハイド寮、「眠れる森の美女」からインスパイアされたディアソムニア寮の7寮

*3:2001年〜2003年に放送されたテレビシリーズ。ヴィランズがミッキーのジャズクラブをのっとる話がある。

*4:みんな大好きファンタズミックは、ミッキーがマレフィセントを「これが僕の夢なんだー!」の台詞とともに消し去ります

*5:ロイヤルソードアカデミーの略。NRCのライバル校で、プリンセスやプリンスモチーフのキャラクターたちが通学していると思われている